クレジットカードの仕組み

クレジットカードはクレジットカード会社、クレジットカード加盟店、クレジットカード会員の3者によって成り立っている立替払契約が基本となっている。しかしこれはショッピング利用の場合で、キャッシング機能は直接クレジットカード会社がクレジットカード会員に貸付をする金銭消費貸借契約となっている。ここではショッピング機能に関するクレジットカードのしくみを解説する。

加盟店

クレジットカードでショッピングする場合は必ずクレジットカード加盟店を利用する必要がある。クレジットカード加盟店はクレジットカード会社と加盟店契約を結んだ企業や個人事業主で、加盟店契約をする場合はクレジットカード会社の審査を通過することが必要だ。加盟店審査を通過するとクレジットカード会社からカードブランドのステッカーなどを使用する権利が与えられ、それを表示することでクレジットカード会員にクレジットカードが利用できることをアピールすることができるようになる。

カード会員

一方クレジットカード会員は商品を購入する場合は現金を支払う代わりに、クレジットカードを提示する。提示されたクレジットカードはクレジットカード加盟店がCAT端末機でオーソリゼーションを行い、承認後にクレジットカード伝票にサインすることでクレジットカード決済は終了し、クレジットカード会員は商品を持ち帰ることができる。ICカードではサインの代わりに入力パッドで暗証番号を入力することもある。 クレジットカード加盟店はクレジットカード会社によって決められた締切日までにクレジットカード伝票を送付して、月に数回の支払日にクレジットカード会社から振込を受ける。このときに加盟店手数料が相殺される。この振込はクレジットカード会員に代わってクレジットカード会社が販売代金を支払うので「立替払」と呼ばれている。

クレジットカード会社

クレジットカード会社はこのクレジットカード伝票に基づいて、クレジットカード会員に対して請求書を送付する。この請求にも締切日と支払日が決められていて、銀行系クレジットカード会社では毎月15日締め切りで、翌月10日支払というパターンが多い。信販系クレジットカード会社では月末締め切りで翌月27日支払が多いが、いずれの場合も支払日の1週間程度前に請求書が送付される。1回払いの支払を選択した場合には手数料がかからないが、分割払いやリボルビング払いの場合は手数料が加算されて請求される。これを会員手数料と呼んでいる。

それぞれのメリット

クレジットカード会社のメリットは加盟店手数料と会員手数料だ。これらの手数料がクレジットカードの主な収入源となっている。クレジットカード加盟店のメリットは、クレジットカード決済を導入することで顧客が増えることや「掛売り」によるリスクを回避できることだ。掛売りは得意客に対して「ツケ」で商品を販売することで、集金などの手間や未払いのリスクが発生する。クレジットカード決済を導入すると、こういったリスクや人件費を節約できるので、加盟店手数料を支払ってもクレジットカード加盟店にメリットがある。クレジットカード会員のメリットはもちろん現金を持たずに買い物ができることだ。さらに支払は1ヶ月以上先に延ばすことができ、1回払いでは手数料もかからない。また、ポイントプログラムや割引サービス、旅行傷害保険も付帯されることが多いので、クレジットカードシステムはクレジットカード会員にとって最もメリットが多いしくみになっている。

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